空を手に入れる方法

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青い石

 バスを待つ間、空を仰いでいる。

 天の頂がもっとも深く、地平に近づくにつれその濃さは薄れていく、どこまでも沈み込むような藍の空。これが宵闇の色だ。
 天を焼いたあの赤は、もうどこにも見当たらない。完全な暗闇が訪れるまでの刹那の色。深海のような青。
 何もかもを吸い込む底深さ。全てを覆い尽くすかのような、この閉塞感。

 この色、この感覚。以前どこかで見た青い宝石によく似ている。あれは何と言う石だったろう。まるでその中に閉じ込められたかのようだ。
 書物にあった。宝石は人の魂なのだ、と。
 私は今、大きな魂に囚われている。とてつもなく大きな青い宝石に閉じ込められ、やがて私もその中で、小さな光になるのだろう。

 ああ。
 この身が朽ちても、魂は青い輝きの一部となるのだ。
 夜空に散ったあの宝石たちに劣らぬ輝きを、私は手に入れるのだ。

メモ
こちらも高校卒業後に書いたもの。2001年のもののはず。
大きな青い宝石=地球としたかったのですよ、確か。表せてないなぁ。当時から文章がちっとも進歩していない……orz 精進します……。